糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

糖尿病治療の未来

このページでは糖尿病の未来、ということについて書いてみたいと思います。

 

治療法の選択肢が確実に広がっている

 

インスリン注射が実用化される前は、糖尿病とは速やかに死を招く恐ろしい病気でした。

 

1980年台まではインスリン注射、ビグアナイド薬SU薬(スルホニル尿素薬)だけが糖尿病の治療方法でした。

 

1990年台に入り、糖尿病の新薬として、αグルコシダーゼ阻害薬、チアゾリジン薬、速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)が世にでるようになりました。

 

そして、2000年台からは、インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬)、SGLT2阻害薬が販売されるようになり、糖尿病治療への選択肢はかなり広がっています。

 

特に、DPP-4阻害薬肥満になりにくい、低血糖を起こしにくい特長を持っており、再評価され、糖尿病以外にも様々な効果があることが分かっているビグアナイド薬とともに糖尿病薬の先頭を引っ張っています。

 

注射がいらなくなる日も近い

 

最近注目なのが「経口インスリン薬」です。

 

インスリンは経口投与しても胃液でインスリンが破壊されてしまいます。

 

ですからインスリン投与はずっと注射でした。

 

経口インスリン薬を作るには、インスリンを胃酸から守り、腸に届けて血液に吸収させるコーティング技術が必要です。

 

この経口インスリン薬も手に入る日が近いかもしれません。

 

胃酸からインスリンを守り、腸で一定に吸収される素材が開発され、マウスによる実験によっても効果が明らかになっています。

 

あとはヒトによる臨床試験を経るのみです。

 

合併症を早期発見する技術も進歩している

 

糖尿病の合併症早期発見する方法も進歩しています。

 

例えば糖尿病網膜症の早期発見のために「OCT」(光干渉断層計)という、眼底組織の断面の状態を調べる方法も主流になっています。

 

それから「再生医療と糖尿病」ページでも取り上げた、再生医療によるβ細胞再生への見込みです。

 

糖尿病性腎症も再生医療で機能改善ができる見込みがあります。

 

このように糖尿病治療の未来はとても明るいといえます。

 

何と言っても日頃からの予防と早くの取り組みが肝心

 

しかし!それだからといって普段の食事療法運動療法を疎かにしてよいわけではありません。

 

糖尿病は十分に予防し、早期発見、早期治療が一番大切です。

 

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