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糖尿病の歴史(2)あの織田信長も

日本で文献が残っている最古の糖尿病患者は藤原道長である、ということをご紹介しました。

 

糖尿病の存在は古代から知られていましたが、糖尿病のメカニズムが解明され、治療薬が開発されるのは20世紀まで待たなければなりませんでした。

 

あの有名な人たちも

 

糖尿病にかかっていたのではないかと疑われる歴史上の人物に織田信長がいます。

 

歴史ドラマの主人公になることの多い信長ですが、糖尿病であったというのは本当のようです。

 

当時糖尿病を表す「飲水病」にかかっていたという記録が残っています。信長は肥満体型ではありませんでしたが、大の甘党でした。

 

安土城に入ってから手足のしびれや痛みに悩まされていたようです。これは糖尿病による神経障害が原因だったといわれます。神経障害からくるイライラが短気で癇癪持ちであるという信長の性格に影響したことも考えられます。

 

一方、徳川家康は当時としては75歳の長寿を全うしましたが、植物繊維が豊富で血糖値上昇を抑制する麦飯を常食していたと伝えられています。

 

歴史ドラマでも薬草から自分で薬を調合しているようなシーンがありますが、かなりの健康オタクであったことは間違いないと思われます。

 

近代日本では、明治天皇は糖尿病性腎症による尿毒症で崩御されました。

 

明治天皇は若い頃は乗馬などで運動を好んでいたようですが、40歳過ぎから肥満になり糖尿病にかかったとされます。医者嫌いで診療を拒否されたそうです。

 

あの発明王も

 

ほかにも古今東西、様々な著名人が糖尿病を患っていました。J.S.バッハ、トーマス・エジソン、夏目漱石、北原白秋、バルザック、セザンヌなどなどです。

 

エジソンは、研究に没頭するあまり、運動はほとんどせず、食べ物はナッツや甘いものが大好きだったそうです。しかし84歳という長寿を保ち、糖尿病の合併症にはかからなかったと言われています。

 

NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」の重要人物として登場していた五代友厚は49歳という若さで亡くなっています。ドラマでは、はっきりとは描かれていませんでしたが、死因は糖尿病とのことです。

 

食事は質素なほうが糖尿病になりにくい

 

歴史上、糖尿病にかかっていたのは裕福な人達で、貧しい麦飯を食べている人たちは糖尿病にかかりませんでした。まさに糖尿病が「贅沢病」と言われていた所以です。

 

しかしこの現代は栄養状態が豊かになり誰もが糖尿病の危険と隣り合わせになりました。

 

次のページでは20世紀から始めった糖尿病の解明とインスリンの発見、治療薬について取り上げます。

 

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