糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

子供のなる糖尿病

糖尿病とは大人だけがかかる病気ではありません。子どもも糖尿病にかかることがあります。

 

小児期に発症する糖尿病を全体として「小児糖尿病」といいます。

 

若くても糖尿病になる

 

主に子ども(未成年)がかかってしまうのは「1型糖尿病」です。1型糖尿病は若年期にかかってしまうことが多いのです。

 

1年間に10万人のうち1.4人〜2.2人の割合で発生し、1年に500人発症し、全体の患者数は約5000人とのことです。

 

そして子どもの糖尿病のうち20%は「2型糖尿病」と言われています。

 

日本人の小児糖尿病にかかる割合は白人よりも少ない(約10分の1)といわれています。

 

型それぞれの特徴

 

「1型糖尿病」とは自己免疫反応によって膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンを全く分泌できなくなる状態です。ですからインスリン治療が必須になります。

 

「2型糖尿病」は大人の生活習慣病の一つとして数えられていますが、2型糖尿病の低年齢化、つまり10代から2型糖尿病にかかってしまうケースも増えています。

 

かつては糖尿病は遺伝性の病気だといわれていました。しかし1型糖尿病で、家族にも糖尿病の患者がいるケースはまれで、2型糖尿病のほうが遺伝の影響を受けやすいことが分かっています。

 

「1型糖尿病」の発症は大人と同じく急激に生じます。急にやせてきた、水をよく飲む、トイレが近くなる、といった自覚症状です。「2型糖尿病」は大人と同じように無症状です。

 

子どもゆえの苦労

 

特にインスリン投与を必要とする1型糖尿病の子どもの患者は周りの理解と助けが必要です。

 

インスリン製剤には超速効型、速効型、中間型、混合型、持続型など様々な種類があります。主治医と相談しながら投与計画を立てる必要があります。

 

幼児期には自分で注射ができないため、保育園や幼稚園への入園を断られるなど、周囲の理解とサポート体制が整っていないのが実情です。

 

学童期になると、自分で注射を打てるようになりますが、いずれにしても一日に4〜5回注射を打つことになるので子どもにとって負担が大きくなります。

 

注射がいらない治療法

 

インスリン持続皮下注入療法(CSII)というインスリン投与方法もあります。これは携帯型インスリンポンプを用いてインスリンを持続的に注入する治療法です。

 

海外では注射よりも血糖値のコントロールがしやすく、低血糖のリスクが低下したというデータがあり、確立された治療法となってきていますが、日本ではまだまだ認知度が低いのが現状です。

 

糖尿病患者であっても血糖値をコントロールすることによって、普通に学校生活を送り、就職し、結婚、出産も可能です。医学の進歩は目覚ましいものがあります。

 

さらに進歩すべきなのは糖尿病患者の周りからの理解だと思います。

 

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