糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

隠れ糖尿病とは?

隠れ糖尿病」という言葉をご存知ですか?

 

隠れ糖尿病とは、定期的に健康診断で血液検査を受けていても、糖尿病とは分からない状態のことです。

 

どうしてそのようなことが起きるのでしょうか?

 

タイミングを外している

 

健康診断の血液検査は食後10時間経過して行うので、「空腹時の血糖値」を測っていることになります。

 

しかし空腹時の血糖値が正常でも、「食後血糖値」を測ると糖尿病に該当してしまうことがあるのです。

 

つまり「空腹時血糖値」が正常でも「食後血糖値」が正常値を超えてしまっている状態を「隠れ糖尿病」といいます。

 

割合は40%も!

 

糖尿病の疑いのある人のグループに実施したある調査によると、空腹時は血糖値が正常で食後に高血糖になる割合が全体の40%を占めたというデータがあります。

 

つまり「隠れ糖尿病」は「糖尿病」の入り口、つまり、糖尿病になりかけの状態を指しています。糖尿病になってしまうと、空腹時でも血糖値が高くなりますので自ずから空腹時の血液検査で分かるようになります。

 

もしこの状態で気づいて、対策を講じることができたら、糖尿病に移行する前に水際で糖尿病を防ぐチャンスなのですが、「隠れ糖尿病」は自覚症状が全く無いばかりか、血液検査の空腹時血糖でも正常と出てしまいますので、なかなか発見するのが難しい症状です。

 

あなたは大丈夫?

 

もし以下の点に当てはまるとしたら、隠れ糖尿病の可能性があります。

 

・家族に糖尿病の人がいる
・30歳を過ぎている
・特に定期的な運動はしていない
・ご飯ものやラーメンなど、炭水化物が好きである
・食後だるくなりやすい
・食事が不規則である(食事を抜いたり、一度にドカ食いをすることがある)

 

上記に当てはまる人は「経口ブドウ糖負荷試験」(OGTT)を受けるのが良いでしょう。空腹時と、ブドウ糖を摂取して2時間後に血糖値を測りますので、隠れ糖尿病でも発見することができます。

 

なかなか病院に行く時間がない、という人は「尿糖検査」がお勧めです。

 

尿糖検査薬は薬局で売っており、試験紙30枚入り1000円ほどで買えますので手軽に入手できます。試験紙に尿を1秒浸すと試験紙の色が変化し、それによって判定ができます。食事の前に排尿し、食後2時間後に検査します。

 

できる限り早く手を打つことが大事

 

一般的に、血糖値が160〜170mg/dLを超えると、尿糖が検出されます。

 

自分だけではなくて子どもを含む家族全員で受けることをおすすめします。

 

もし「隠れ糖尿病」が見つかったとしても、糖尿病の初期状態なので、早くわかって良かったと考え、炭水化物中心の食生活を改めて野菜から先に食べること、適度な運動を心がけることなど、始められることから始めていくことをお勧めします。

 

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