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マゴット治療とは?安全で効率的

「マゴット治療」という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?

 

ウィキペディアの説明によると、「マゴットセラピー(英:Maggot therapy)は、ハエの幼虫である蛆(マゴット、Maggot)の食性を利用して壊死組織を除去する治療法。」とあります。

 

簡単に言うとウジ虫を使った治療法のことです。

 

絶対にそんな治療は受け付けない!と思うかもしれませんね。

 

糖尿病で足を失う人がいる、そう、糖尿病の合併症である糖尿病神経障害を原因とする足の壊疽、壊死のことですが、マゴット治療はそうした人たちが足を切断することから救える優れた方法なのです。

 

実は古代から20世紀まで広く採用されてきた

 

マゴット治療は糖尿病からくる壊疽だけではなく、褥瘡(じょくそう:つまり床ずれ)や、火傷による重度の炎症などでも効果を発揮します。

 

マゴット治療は、古代から存在しており、マヤ文明、オーストラリアのアボリジニー、ビルマの伝統医療などで行われていたという文献があります。

 

近代でもペニシリンなどの抗生物質が発見される前は、マゴット治療はかなり広範囲に行われていました。

 

アメリカ南北戦争や第一次世界大戦で、負傷した兵士の傷口はウジが沸いたほうが早く治癒することも知られていました。

 

FDAで認可された治療法

 

抗生物質の発見で、マゴット治療は衰退していましたが、抗生物質への耐性を持つ菌の登場、糖尿病性壊疽の広がりとともに、マゴット治療が再び注目されており、2004年には米国ではFDA(食品医薬品局)により認可されることとなりました。

 

日本ではまだ一般的な治療法とはいいがたいですし、保険適用外の治療になりますが、それでも少しずつ広まっている治療法です。

 

とても効率が良く安全

 

マゴット治療は、ハエの幼虫(ウジ虫)が動物の壊死した組織だけを食べる特徴を生かした治療法です。

 

ウジ虫は正常な組織は食べません。

 

ウジ虫は食べるときに抗菌物質を分泌するので患部の殺菌も行われます。

 

ウジ虫というと不潔、と思われるかもしれませんが、マゴット治療用のウジ虫は、無菌状態で繁殖させたもので、安全です。

 

クロバエ科の一種ヒロズキンバエを使うのが一般的です。

 

メリット・デメリット

 

マゴット治療のメリットは、壊死組織の除去に麻酔や手術が少なく、自由診療といってもそれほど高価ではない、副作用が少ない、ということがあります。

 

逆にデメリットは、患部にウジ虫が這いまわる違和感、患部から悪臭がするなどがあります。

 

 

いわば嫌われものというべき、ハエの幼虫に病気を治癒する力があるなんて自然の力は偉大だな、と感銘を受けました。

 

自分自身がこの治療法を選択するかどうかを決めなければならない状況は来ないかもしれませんが、覚えていて損はない治療法だと思います。