糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

食事療法の目標

必ず実践しなければ無駄になる

 

糖尿病の治療のための重要な柱である食事療法ですが、毎日の食事をコントロールすることはなかなか大変で面倒なことです。

 

食事療法は何か特別なことをするわけではなく、お金もかかるわけではないので軽視されがちです。

 

しかし、いくら薬を飲んで運動していたとしても食事療法を実践しなければ、薬も運動も無駄になってしまいます。

 

正常値に近づけ安定させる

 

1994年に出された米国糖尿病協会の、糖尿病の食事療法の目的について、以下の5つを上げています。

 

1. 血糖値を正常値近くに維持する
2. 血中の脂質を正常値近くに維持する
3. 1日の摂取エネルギーを守る
4. 合併症を防止する
5. 患者とその家族のために健康な栄養補給を行う

 

3.の1日の摂取エネルギーを守ることには、適正な栄養素(炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル)をバランスよく摂ることが求められます。

 

バランスよく食べる、そして1日3食必ず摂るということも大切です。

 

普段から食べ方に注意する

 

糖尿病の食事療法は、特別な食事や食品が必要なわけではありません。

 

甘いものやお酒だって控えめに摂れば問題ないのです。

 

もちろんデザートなどの甘いものは血糖値を急激に上昇させます。

 

アルコールは、それそのものは血糖値を上げないとしても、肝臓がアルコールを分解しているときにインスリンの分泌が抑制されますし、アルコールは高カロリーですので注意が必要です。

 

周りの人たちの協力が欠かせない

 

現代では、どこでも美味しい食品が手に入りますし、外食や飲みに行くことなど誘惑が多いのも事実です。

 

そんなときに食事療法を守り続けるというのは精神的にも苦痛になるはずです。

 

食事療法を継続していくにはどうすればよいでしょうか?

 

糖尿病患者が「孤独な戦い」をするのではなく、周りからの励まし、配慮が大切です。

 

励ましという点では、主治医や管理栄養士とのコミュニケーションを良くとって、食事療法がなぜ大切かという理由をしっかり理解し、モチベーションを高めることです。

 

配慮という点では、とくに家族が患者の誘惑になるような食生活をするのではなく、協力して、時には一緒に糖尿病食を食べてみるなど、精神的な協力も大事かと思います。

 

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