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糖尿病の薬について(2) 歴史のあるSU薬

経口血糖値降下薬は少しでも、インスリンを産生する能力がすい臓に残っているときに効果があるものです。

 

ですから、経口血糖値降下薬は2型糖尿病のためのもので、1型糖尿病の患者のための治療法は、インスリン投与のみとなります。

 

経口血糖値降下薬は、主なもので8種類ありますが、順番に、薬の名称、薬の効果や特徴、副作用は何かをご紹介していきます。

 

1. スルフォニル尿素薬(SU薬)

 

スルフォニル尿素薬(SU薬)は1950年台から使用されている代表的な糖尿病治療薬です。

 

作用の強弱によって幾つかの種類があります。使用されてきた期間が長いため、未知の副作用はほとんどないと言われています。

 

●代表的な製品名:グリミクロン、アマリール、オイグルコン、ダオニールなど

 

●薬の効果や特徴
すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞(インスリンを分泌しているところ)を刺激して、インスリンの分泌を促すことによって血糖値を下げる種類の薬です。

 

●副作用
体重増加、低血糖、二次無効の可能性あり

 

効果は高いが副作用も強い

 

SU薬は血糖値降下作用が強く、血糖値が高い時でも低い時でも、服用するとインスリンの分泌を促しますので、低血糖時に薬の作用が現れた場合、低血糖の症状が現れることがありますので注意が必要です。

 

低血糖は食事の量が少なかったり、運動量が多すぎたりするときに現れます。

 

体重増加については、インスリンの効きが良くなり、空腹感を感じやすいために過食をして肥満になる可能性があります。

 

また、インスリンの分泌を促し続ける薬なので、すい臓が疲れて、インスリンが出にくくなって薬の効果が無くなってします(二次無効)の可能性もあります。

 

対策方法

 

そのような場合は、他の種類の経口血糖値降下薬を併用する方法があります。

 

また、経口薬をしばらく休んで、インスリン投与に切り替えることによってすい臓を休ませることによって、すい臓のインスリン分泌を回復させることができます。

 

SU薬は1990年台に新しい経口血糖降下薬が次々と出てくるまでは、唯一の種類でした(後述のビグアナイド薬を除く)。

 

低血糖を招く恐れがあるものの、強力な血糖値降下作用がありますので、現在でも糖尿病薬の主力と言えます。

 

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