糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

針を使わない検査も間近?(1) 痛みと回数を減らす

糖尿病患者は「針」との戦いです。

 

身体に針を刺すというのは痛みを伴いますので、心地よいことでは決してありません。

 

糖尿病患者が刺さなければならない針は2種類あります。

 

ひとつは血糖値測定の時の穿刺針、そしてもう一つは、インスリン治療をしている人になりますが、インスリン注入用の針です。

 

5万回は負担が大きすぎる

 

例えば5歳で1型糖尿病にかかった子どもは、18歳までに最大1万9千回のインスリン注射5万回の血糖値測定を行うことになります。

 

これはかなり、肉体的、精神的な負担になります。

 

このような痛みから糖尿病患者を救うべく、痛みを軽減するための様々な治療が開発されてきました。

 

痛みを軽減する取り組み

 

まずはインスリン注射についてです。

 

インスリン注射は最近ではペン型注入器で、針先も痛みを軽減するような工夫がなされています。

 

例えば、日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)の注入器注射針は、従来の3面カットから5面カットにすることによって穿刺時の痛みを23%軽減しています。

 

またテルモのナノパスニードルは、針先が先端に行くほど細くなる「ダブルテーパー構造」で、痛みを軽減しています。

 

針を刺す回数を減らすアイデア

 

インスリン投与については、「インスリンポンプ」(CSII)という方法が広まりつつあります。

 

インスリンポンプは24時間、超速効型インスリンを注入する携帯型注入器です。皮下に細いカニューレ(パイプ型の医療器具)を留置し、インスリンを体内に持続的に注入します。

 

CSIIとはContinuous Subcutaneous Insulin Infusionのことで日本語では「インスリン皮下持続注入」という意味です。

 

ペン型注入器のように一日に何回も穿刺する必要がなく、2〜3日に一回の注入セットの交換で済みます。

 

現在のところ広まっているインスリンポンプはインスリンポンプのボタンを押すことによって注入量とタイミングを手動でコントロールします。

 

インスリンポンプはまだ日本ではそれほど広まっていませんが、一日数回の穿刺から解放され、インスリン投与の管理がしやすくなるため、これから広まっていくと思われます。

 

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