糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

糖尿病と診断されるまで

糖尿病であるかどうかはどのようにして診断されるのでしょうか。

 

検査で発見されることが多い

 

糖尿病は、特に初期には自覚症状がないため、大抵の場合健康診断や人間ドックの血液検査で血糖値やHbA1cの値でわかるようになります。

 

糖尿病は「検査の病気」と言われます。

 

つまり自覚症状が少ないため、検査しなければ分からないし、対策を打てないということです。

 

もし、自覚症状が出てきたなら、かなり糖尿病が進行した状態ということがいえます。

 

OGTTで診断します

 

糖尿病を正式に診断するには「経口ブドウ糖負荷試験」(OGTT)というものを行います。

 

まずは空腹時血糖値(10時間何も食べていない状態)を測定します。

 

その後75グラムのブドウ糖を溶かした液体を飲みます。

 

こうして体にブドウ糖の負荷をかけます。

 

2時間後に再び血糖値を測定します。

 

結果、空腹時血糖値が 126mg/dl以上、糖負荷後2時間値が 200mg/dl以上の場合は糖尿病型と診断されます。

 

空腹時血糖値が 110mg/dl未満、糖負荷後2時間値が 140mg/dl未満の場合は正常型と診断されます。

 

糖尿病型と正常型の間であれば「境界型」となります。

 

尿糖は自分でも調べられます

 

自宅でも簡単に糖尿病かどうかを調べられる方法もあります。

 

これは「尿糖検査」というものです。

 

市販で測定キットを入手することができます。

 

試験紙に尿をつけるだけで尿糖であるかどうかを判定できます。

 

しかし血糖値が170mg/dl以上にならなければ尿糖は検出されません。

 

空腹時には血糖値が170mg/dlより下がっていることも多いですし、高齢者の場合は腎機能の低下で血糖値が170mg/dl以上であっても尿糖が検出されない場合もあります。

 

ですから尿糖が出ていないからといって糖尿病ではないと安心することはできません。

 

HbA1cを測定する

 

一方、HbA1cの測定は、過去1〜2ヶ月の血糖コントロール状態の平均を求めることができます。

 

血糖値はその時の瞬間的なものですが、HbA1cは長期間の血糖の状態がわかりますので、治療上重要な意味を持っています。

 

HbA1cは血糖コントロールについて良い指標になる検査です。

 

HbA1c値の測定のときにはとくに前日から絶食する必要が無いため、かなり検査の負担も減ります。

 

HbA1cは7.0%未満を目標にするようにしましょう。

 

HbA1c検査の仕組みについては「HbA1cとは?」のページでさらに詳しく取り上げます。

 

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