糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

シックデイ対策(1)他の病気になるととても危険

シックデイ」とはそのまま訳すと「病気の日」のことですが、糖尿病患者はすでに糖尿病という病気を抱えているため、糖尿病患者が他の病気にかかったときのことを「シックデイ」といいます。

 

つまり糖尿病患者にとって「体調の悪い日」のことを「シックデイ」といいます。

 

「シックデイ」には発熱、風邪、発熱、下痢、腹痛、また骨折やケガなども該当します。

 

とても危険な状態になる

 

糖尿病患者の場合、シックデイには体が大変危険な状態になりうるということを理解しておく必要があります。

 

シックデイには血糖値が乱れやすくなり、高血圧にも低血圧にもなりやすいのです。また、急性合併症という危険な状態にもなりやすいのです。

 

血糖値が乱高下する

 

体が病気になると体はストレスを感じます。そうするとストレスホルモンであるステロイドホルモンが分泌されます。このホルモンは体を防御するのに役立ちますが、加えて血糖値を上げる働きがあります。

 

糖尿病患者はこの血糖値の上昇に対してインスリンを増加させることができないので高血糖状態になります。

 

逆に、発熱や体調不良で食欲が落ちて食べられなくなっても薬物療法をそのままの用量で続けていくと低血糖を招くことがあります。

 

つまりシックデイには血糖値の乱高下がありうるということです。

 

急性症状の可能性も

 

さらにシックデイには危険な急性合併症を起こす可能性があります。

 

糖尿病の合併症というと「しめじ」に代表されるような、糖尿病が発病してから数年経って現れるもの、いわゆる「慢性合併症」のほかに、急激に症状が進行する「急性合併症」があります。

 

「急性合併症」のひとつとして「ケトアシドーシス」があります。

 

ケトアシドーシスとは

 

インスリンが足りないとき、または食事の量が十分でないときに、体は糖分ではなくて脂肪をエネルギー源として使います。そうすると肝臓にケトン体という物質が作られます。ケトン体が増えると血液が酸性になります。この状態を「ケトアシドーシス」といいます。

 

「ケトアシドーシス」になると吐き気や腹痛が現れます。最初はシックデイの風邪や腹痛の症状に似ているので間違えやすいのです。

 

進行すると意識障害や昏睡状態になりますのですぐに病院に行く必要があります。とくにインスリン治療をしている人はケトアシドーシスに注意する必要があります。

 

食事ができないからインスリンも必要ないと自己判断してインスリンを中止することは大変危険です。

 

すぐにかかりつけ医に相談するか、相談できない場合は血糖値を頻繁に測り、インスリンの単位を調整することが必要です。

 

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