糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

喫煙と糖尿病

お酒が「百薬の長」と言われるのに対し、タバコは「百害あって一利なし」と言われます。

 

タバコは健康に良くないのは周知の事実ですが、具体的に糖尿病の人にとって、タバコはどのくらい良くないのでしょうか?

 

「糖尿病で食事制限、お酒も控えているので、タバコくらい吸わせて欲しい」「タバコをやめると食欲が増えて食べ過ぎるのでタバコを吸っても構わない」と言い訳して吸っている人もいます。

 

百害あるある

 

タバコを吸うと交感神経を刺激して血糖を上昇させ、インスリンの働きを妨げる作用があります。

 

これは日本での調査ですが、タバコ吸う人は、吸わない人に比べて糖尿病になる確率は1.44倍高いとの報告があります。

 

さらに糖尿病の人でタバコを吸っている場合、心筋梗塞で死亡する危険性が、タバコを吸わない糖尿病の人の2.6倍になるとのことです。

 

喫煙によって負の相乗効果が

 

タバコを吸うと血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。糖尿病も血流が悪くなる病気です。血糖値が高いと、ちょうど水に比べてシロップがドロっとして流れにくい状態になるのと同じです。

 

ですから糖尿病患者がタバコを吸うと、負の相乗効果になってしまうのでとても危険です。

 

「タバコをやめると食欲が増えて食べ過ぎる」という懸念についてはいかがでしょうか?

 

確かに禁煙すると体重が増加する傾向があります。そうすると血糖値も上昇します。しかし、心筋梗塞や脳卒中のリスクは半減します。

 

禁煙するメリットのほうが禁煙して体重が増加するデメリットよりもはるかに高いのです。

 

さらにタバコは「糖尿病性腎症」という合併症のリスクも高めます。進行すると人工透析が必要になる危険な合併症です。

 

是非とも禁煙・断煙を

 

今では世間のタバコに対する見方も厳しくなっており、禁煙外来などタバコをやめる環境も整っています。

 

現在糖尿病で喫煙者という人には、禁煙しても吸わない人とリスクが同程度になるには10年かかるとのことなのです。

 

ですから私は、今日からでも遅くないのでぜひ禁煙しましょう、とお勧めしたいです。

 

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