糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

低血糖になったらどうなるの?

糖尿病患者にとって、怖いのは「低血糖症」になることです。

 

血糖値が高いはずの糖尿病患者がなぜ低血糖になってしまうのでしょうか?

 

それは糖尿病の治療と関係しています。

 

経口薬での血糖降下剤やインスリン療法を受けている人はインスリンが効きすぎて低血糖に陥る可能性があります。

 

人間が必要とするインスリンの量は絶えず変化します。

 

食事の量や食事と食事の間の間隔、運動量などが関係します。

 

血糖値が下がりすぎる

 

糖尿病患者は一定の量の薬やインスリンを、服用または投与しますが、必要以上のインスリンを体内に入れてしまうと、低血糖を起こします。

 

通常健康な人は、血糖値が下がりすぎてしまったときに、血糖値を上げるホルモンが作用するのですが、糖尿病患者はそのホルモンの作用も弱くなっていることが多いのです。

 

低血糖は血糖値が60〜70mg/dl以下になったときに起こる症状です。

 

血糖値が高い人や、急激に血糖値が下がった場合、100mg/dlでも低血糖の症状が出る場合があります。

 

低血糖の症状

 

低血糖で起こる症状はどんなものでしょうか。

 

まずは、あくび、冷や汗、不安感、頻脈、動悸などがあります。

 

集中力の低下、眠気、めまい、ものが二重に見える、疲労感、ろれつが回らないといった症状は、脳が十分に機能しなくなりつつあるという状態を表します。

 

このような症状が起こったら、すぐに糖分をとるようにしましょう。

 

対処方法は

 

糖質10g〜15gをとって安静にし、10分〜15分様子を見て、改善しなければさらに同じ量を追加しましょう。

 

車の運転中に低血糖の症状が起こったら、車をすぐ路肩に停めて、糖分をとるようにしましょう。

 

糖尿病患者のために吸収のいいブドウ糖のタブレットや、ドリンクも販売されていますのでいつでも持ち歩けるようにしましょう。

 

命の危険に直結する場合も

 

低血糖の症状がひどくなると、意識障害、昏睡、そして死に至る危険があります。

 

脳はエネルギーをブドウ糖からしか取れませんので、低血糖は脳の活動が停止し、「昏睡状態」になってしまいます。

 

低血糖に陥っても、自分で糖分を摂取し、対処できるうちは良いのですが意識障害に陥った場合は自分では何もできなくなってしまいます。

 

そんな時のために、家庭や職場などの身近な人に低血糖になったときの対応方法をお願いするのは賢明です。

 

ブドウ糖を飲ませてもらうことや、意識がなくなったときはすぐに救急車を呼び、低血糖の症状であることを伝えること、救急車が来るまでの間、ブドウ糖を口に含ませる(口内に擦り込む)などをあらかじめお伝えしておくと良いでしょう。

 

また、通勤中や外にいるときに低血糖症で倒れてしまった時のために、「糖尿病患者用IDカード」というものがあります。

 

日本糖尿病協会が発行しているもので、自分が糖尿病であること、もし倒れていた場合は糖分の補給をお願いする、回復しない時は救急車を呼ぶことなどが書かれています。

 

そのような内容を自作することもできるでしょう。

 

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