糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

糖尿病と歯周病

歯周病は、誰もがかかる一般的な病気ですが、糖尿病の三大合併症「しめじ」神経障害、網膜症、腎症に続いて四大合併症といわれるほど糖尿病の人がかかりやすいことが知られています。

 

2型糖尿病が生活習慣病であるのと同じく、歯周病も生活習慣病です。

 

糖尿病には病状に大きな幅があり、歯周病も非常に罹患率の高い病気であるため、糖尿病と歯周病との相関関係を数字で表すのはなかなか至難の業でした。

 

現在では糖尿病の人はそうでない人に比べて歯周病の罹患率が2倍高いことが分かっています。

 

水分量の低下で歯周病に

 

なぜ糖尿病によって歯周病が増えてしまうのでしょうか?

 

まず、糖尿病になると、高血糖による浸透率の関係で多尿になります。体の水分が不足すると必然的に唾液が減ります。その結果口の中が渇くようになります。

 

唾液は口の中をきれいにし、歯周病を防ぐ働きがありますが、口の中が乾燥すると歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。

 

唾液も甘くなる?

 

唾液は血液から作られます。高血糖な血液から作られた唾液は、糖分が高くなります。このため糖分を好む歯周病の原因菌が繁殖しやすくなります。

 

さらに高血糖は白血球の好中球という細菌を捕食する顆粒球の働きが低下し、細菌に対する低効力が弱ります。それで口内の様々な感染症にかかりやすくなります。

 

糖尿病になって大事な歯を失ってしまうこともあるのです。

 

このような結果を避けるためにも一にも二にも血糖値のコントロールが大切です。

 

歯周病菌を除去すると血糖値低下

 

糖尿病が歯周病を促進するのと同じように歯周病が糖尿病を促進する側面もあります。

 

歯周病の原因菌は唾液と一緒に口から食道、消化器へと入っていきます。この細菌が血糖値を上げる悪さをすることも分かってきています。

 

歯周病治療を徹底的に行う、つまり歯石の除去だけではなく、歯と歯茎の間の歯周ポケットに超音波スケーラーを使って歯周病の原因菌を駆除すると、患者の血糖値が下がった、というデータがあります。

 

糖尿病ではない人よりもより頻繁に歯医者に通って口腔のクリーニングを行ったほうが良いでしょう。

 

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