糖尿病を自力で改善したいあなたのための完全マニュアル

糖尿病と自動車の運転

糖尿病の患者が車を運転してはいけないという決まりはありません。
多くの糖尿病患者が安全に車を運転しています。

 

注意すべきなのは低血糖状態になって運転中に意識を失ったり、運転を制御できなくなってしまったりすることです。
これは大事故に繋がる非常に危険な状態です。

 

運転中に意識を失うことの怖ろしさ

 

いわゆる「てんかん」などの病気のため運転手が意識を失い、悲惨な交通事故を招いたという事件をニュースで耳にされたことがあると思います。「京都祇園軽ワゴン車暴走事故」といって2012年4月に8人死亡、12が重軽傷を負うという悲惨な事件でした。

 

2014年6月に、大阪で、低血糖症の男性が意識障害を起こし、3人に重軽傷を負わせる事故発生しました。

 

道路交通法は2002年に「運転免許を与えない者もしくは保留することができる者」として無自覚性低血糖症を含むものと規定しました。
さらに2013年の改正道路交通法では虚偽申告の場合に「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」が課されるようになりました。

 

つまり車の運転に支障を及ぼすような疾患を隠して運転免許証の取得、更新をした場合に罰則が設けられたということです。

 

「無自覚性低血糖症」とは?

 

読んで名のとおりなのですが、通常低血糖症状というのは動悸、冷や汗、息切れ、頭痛などの自覚症状から始まります。

 

しかし「無自覚性低血糖症」は低血糖をよく起こす人、自律神経障害がある人が低血糖の自覚症状無しに突然昏睡状態になってしまうことを指します。運転中にそうなってしまうのは非常に危険だということですね。

 

予防や対処する責任がある

 

では低血糖を起こしたことがある人は全く車の運転ができないのでしょうか?

 

いいえそうではありません。もし低血糖症になっても自覚症状があって症状が軽いときに糖分の補給ができる人、運転前の糖分摂取で血糖値コントロールが可能な人は運転免許を持てることになっています。

 

運転免許を取得できるかどうかは在住の都道府県の公安委員会の判断になります。

 

十分な血糖値コントロールを怠った結果運転中に低血糖の昏睡状態に陥った場合は居眠り運転、飲酒運転と同じ罰を受ける事になります。

 

治療中なら特に注意深く

 

特にインスリン治療中で、低血糖になる可能性になる可能性のある人は、たとえ正しく運転免許証を取得していたとしても注意に注意を重ねるべきです。

 

例えば、以下のことを必ず行うようにしましょう。

 

・低血糖になりやすい時間帯には運転を控える
・運転前に血糖値を確認し、低血糖を起こしそうな場合に備えて糖分の補給をしておく
・社内に必ず糖分を補給できるもの(ジュース、ブドウ糖)を常備する
・低血糖の自覚症状を感じたらすぐに安全な場所に停車し糖分を補給する

 

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